ページ 1 | ページ 2東日本大震災から1年。桐生仏教会(本間光雄会長)と桐生災害支援ホランティアセンター(宮地由高センター長)の一行11人は、11日、復興に向け支援を続けてきた宮城県南三陸町と岩沼市を訪れ、鎮魂の祈りをささげるとともに、これからも支え続けようと、誓いを新たにした。
訪れたのは桐生仏教会の5人と、桐生災害支援ボランティアセンターの6人。震災1年の節目に当たる11日、南三陸町の防災センターをはじめ津龍院、西光寺、伊里前小学校で法要を営んだ後、岩沼市の恵洪寺に赴き、震災で命を落とした人びとの冥福を祈った。
ボランティアセンターでは昨年3月以降、南三陸町や岩沼市を緩り返し訪れ、炊き出しや泥かき・がれき撤去といった活動を展開。桐生仏教会でも昨年6月、南三陸町と岩沼市に出向き(百ヵ日忌)の法要を執り行った経緯がある。
被災地で手を合わせたメンバーは、津波被害で建物の土台のみが残された集落の跡を眺め、圭だ緒に就いたばかりの復興への長い道を再確認。宮地センター長は「当初から″仮設がなくなるまでを合い言葉に活動を続けてきた。その気持ちに変わりはない」、本間会長は「被災者にとって、これからも厳しい現実と向き合う日々が続く。心の支えになりたい」と、それぞれ決意をにじませた。
この日は南三陸町歌津地区の田東山(だつがねさん)を訪れ、歌津応援倶楽部が掲げた「鎮魂・希望・感謝の折り鶴」も見学。桐生市の広沢小・中、樹徳高校の生徒らがつくった折り鶴も飾られており、まとめ役の松井隆さんはきれいに飾られていた。今後も現地の要望に応じ、折り鰯のプロジェクトに協力していければ」と話していた。
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